今年の初山行は大晦日に続き、2週連続の日曜山行。1/5に行ってきました。先週とは打って変わって寒い日曜日でした。
昨秋、1/25,000地形図、「笹子」を眺めていて気になったのが、笹子駅から20号線を歩いて
追分集落の辺りから890m、1,059m、西に向かって、1,397m、1445.9m、摺針峠、1,402m、1,411m、1,487m、1,438m、1,412.8m、達沢山と結ぶ線。
調べてみると一般ルートではないものの、一応、歩いている人はいるということが分かり、何人かの記録から目安のコースタイムを設定。起点となる奥野稲村神社から達沢山まで5時間程度と想定した。ただし、あくまで無雪期の話。積雪量とトレースの多寡で大きく違ってくるだろうとも考えてはいましたが・・・。
出発前に家でバタバタして遅れてしまい、結局、先週と同じ、高尾駅07:26発の小淵沢行に乗車。笹子駅08:28着。先週は駅を出て20号線を右側に行きましたが、今日は逆、左側に行きます。
20号線を左折する道から清八峠・本社が丸と書かれた道標に導かれ、歩いて行くが、トンネルが出てきました。トンネルをくぐってしばらく行くが、待てよ、と気付く。
大沢山の登山口になっている
奥野稲村神社は、20号線からは、こんなに遠くないはずだ。でも地形図を見ても道が全く描かれていないので分からない。
そこで、スマホ登場。GPSをONにして、お気に入りのアプリ、
軽量マップを起動。道もはっきりと表示され、無事、神社に辿り着きました。
09:25 神社の右手裏にある登山道を出発。板きれにマジックで「大沢山登山口」と書かれてますが、消えかかってます。
10分ほど登ると鉄塔が出てきました。
結構な急登です。
更に40分ほど歩くと2本目の鉄塔。地形図の940m界隈の鉄塔でしょう。
山梨なのになぜ、西群馬?
上に行くと徐々に雪も多くなってきて、トレースも大勢に踏み固められた状態ではないので、トレースを踏んでもあまり安定感がない。6本爪の軽アイゼンを着けた方が歩きやすいのは分かっているが、危険さは皆無なので、面倒くさく、このまま大沢山までスパッツも軽アイゼンも着けずに歩いた。
大沢山直下で、初めての道標。大沢山5分はウソ。30秒です(笑)。
11:30
大沢山着。
ボッコノ頭方面は、トレースが既に消えた状態。この先、更に雪は多そうだ。ラッセル必至かなあ。こんなに人の入らない山域だとは思っていなかった。達沢山までは行くつもりだったので、エスケープ・ルートも全く考えていなかった。大失敗。
ネットで調べた何人かの人の記録だと、無雪期で、大沢山〜達沢山まで3時間位。この積雪量でトレースも無しでは、夕方になってしまう可能性もある。
地形図を見ると、
ボッコノ頭(1445.9m)を越え、1,355m(調べたが、名前分からず)を過ぎ、この界隈で唯一、地形図に名前が印刷されている
摺針峠を過ぎ、
大洞山(1,402.6m)から東に派生する尾根(1,079mと印刷されている)を下れば、狩屋野川の左岸を走る道に出て、笹子駅まで歩いて行けそうだ。
でも達沢山を今回のメインにしていたので、どうもモチベーションがあがらない。山頂でしばらく迷ったあげく、ここで終了。ピストンで笹子駅まで戻ることにした。
トレースの消えていたボッコノ頭方面を少し下り、雪が消えて急な下りの始まる直前の崖っぷちからのボッコノ頭。ここから見ると、なかなかそそられる。
奥の尖った山が気になるが、釈迦ヶ岳かなあ。上の写真と同じ場所から御坂方面。
これは黒岳かなあ(大沢山頂から)。
最初こそ付いてたものの、次第にトレースは消えかかっていた女坂峠方面に10分ほど進んだコブからのボッコノ頭。
下山も最終局面。こういう雰囲気、好き。
積雪期にツェルト持参で来て、自分の足でトレース付けながら歩くのもいいな、と思った今回の消化不良の山行でした。