本作は初めて知りました。ぽすれんで借りたCDです。スティーヴ・グロスマン、ジーン・パーラ、ドン・アライアス、この3人の
ストーン・アライアンス(当時スーパー・グループと呼ばれた割にはマイナーだったような)にヤン・ハマーが参加したアルバム。1977年物。
ストーン・アライアンスも結構好きだった(ケニー・カークランドやボブ・ミンツァー、ブレッカー兄弟、リーブマン等の参加作もありました)のですが、本作の方がいいなあ。グロスマンって、凄い時は、ホントに凄いんですね。1曲目のグロスマンの鬼気迫る、何の迷いもない、ふっきれた白熱した音が凄まじいです。グロスマンのソロの後は、ヤン・ハマーが、ムーグでぶちかまします。前年にリリースされたジェフ・ベックの「ワイアード」(大好きなアルバム)を彷彿とさせるソロ。
2曲目もファンク・ビートにのって、ハマーのソロが終わった後、出だしからフリーキーなトーンでぶちかますグロスマン、ド迫力です。そして、アライアスのコンガとドラムスも凄まじい。
その後も激しくブロウしまくりのグロスマン、切れまくりのアライアス。ソフト&メロウなんて見向きもせず、軟派フュージョンに背を向けた、硬派なクロスオーヴァー・ミュージック全開です。
本作やStone AlianceがアルバムをリリースしていたPM Recordsのサイトに
Stone Allianceの動画がありました。短いけど貴重な映像ですよ、たぶん