2016.11.17 Thursday
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よくいろんな人の口から、どことなく腹立たしげに発せられる疑問。「どうしておばあちゃんは髪を紫にするのか」。日本人でもたまに40〜50歳代でも真っ白になって綺麗な人がいますが、あれは何かを塗っているんですかね。僕は生まれてこの方、整髪剤のようなものは付けたことがないので、全くあの世界、分からないんですが。
個人的には、実際に紫の髪のおばあちゃんを見ると、けっこうキレイだと思ってしまうのだが、それにしても、どうして「紫色」なのか。
美容師さんに疑問を投げてみると、
「たいていはご本人が希望するっていうより、美容師がすすめるんだと思いますよ」
とのこと。実際、これまですすめたケースはかなりあると言う。
「髪が白くなってくると、日本人の黒髪の場合、黄色みが残ってしまいやすいから、どうしてもばさついて見えちゃうんですよね」
欧米人の金髪などは、キレイな白になりやすいが、黄色みのある白髪はツヤがないように見える。そこで、ツヤを出すために、紫色にするのだとか。
「紫色っていっても、どぎつい紫はダメ。青に近い上品な紫色というのが、ツヤが出ていいですね」
ちなみに、紫色の他に、日本人の白髪にキレイに映えるのは、薄いピンク色だとか。
ところで、ちょっと疑問。頭が真っ白になったら、そもそもカラーに染めなければいけないのか。真っ白を黒髪に染めるのは難しいの?
「いえ、それはありません。ただ、せっかく髪が全部、白くなったのなら、それを黒く染めちゃうんじゃなく、白の美しさを大事にしようということです」
ならば、いっそのこと、脱色して真っ白にしちゃえば?とも思うが、
「脱色では、ますますツヤがなくなって、ばさばさになります」とキッパリ。
おばあちゃんの髪の紫色は、選ばれしノーブルな色のようでした。
Youssou N'Dour
Saturday 14 October 2006 15:00-16:00 (Radio 3)
Youssou N'Dour performs music from Egypt, his 2004 project dedicated to the Islamic Sufi saints of West Africa.
Lucy Duran introduces the concert, which was specially recorded for the programme at the Philharmonic Hall in Liverpool.
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