2008年物。「ワールド・オブ・ライズ」の原題は、"
Body of Lies"じゃった(笑)。
レオナルド・ディカプリオがCIAの中東担当の工作員で、
ラッセル・クロウがその上司役。
しかし、ヨルダン情報局のハニ役の
マーク・ストロングが最高にかっこよくて、完全に二人を食ってたね。顔立ちを見て、イラン系の俳優かなあ、と思ったら両親はイタリア人とオーストリア人だそうで、国籍はイギリスとのこと。初めて観た俳優だけど、すごいカリスマ性を感じさせる役だったな、と思いつつ、調べたら何と以前書いた、やはりCIA物でジョージ・クルーニーとマット・デイモンが出ている
シリアナにも出演していたようです。全く記憶にないけど、DVD ShrinkとDVD Decrypterを使ってコピーしてあるので、今度観てみよう。
ラッセル・クロウは、観る者からは嫌われるに違いないであろう損な役所。リドリー・スコット監督からは、体重を20キロ増やして欲しい、と言われたとか、「俺はロバート・デ・ニーロじゃねえよっ!」とは言わなかったんでしょうなぁ。
女性では、
ゴルシフテ・ファラハニという看護師役の女性が魅力的だった。看護師としての彼女より、自宅にディカプリオを招いたときの髪型、すごい美しかったにゃあ。映画ではイラン系という設定だったが、実際イラン人のようです。僕の持ってるイラン人女性の美しさとはちょっとイメージが違いましたが。彼女の
公式サイトもありました。1983.07.10、テヘラン生まれだそうで、元々は5歳の時からピアノを習っていて、音楽学校にも入学したとのこと。本当のファースト・ネームはRahavard(ラハヴァル?)だそうです。
彼女とディカプリオの淡いロマンスもあるのですが、甘さを一切排除したディカプリオのハードボイルドに撤した役柄をそろそろ観てみたい。そういう役柄、もう演じているのかもしれませんが。
大好きなセネガルの歌手、
バーバ・マールの歌声も盛り込んだ米軍のソマリア侵攻を描いた映画、
ブラックホーク・ダウンの時も感じたけど、リドリー・スコットの映像はやっぱり綺麗だなあ。本来、綺麗なはずのない、荒れ果てた砂漠のような場所を綺麗と感じさせてしまう映像はやっぱり凄い。
そして複雑になりそうな話を、キーとなる登場人物を極力少なくして、分かりやすくし、エンタメ性も持たせているところは良かった。ただ、アメリカにおんぶにだっこのヨルダンに、あんな頭の切れるカリスマ性を持った、情報局の局長がいるのか? という疑問もありますが。あらすじは
ここがいいかな。
(2/8追記) その後、監督のコメンタリー映像を観ました。と何と、ヨルダンの情報局はすごい実力とのこと。イスラエルのモサドやイギリスのMI5と比べても遜色ないとのことです。すまん、ヨルダン情報局。
公式サイトもまだありました。