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「嫌われる勇気」 岸見一郎著を読み、アドラー心理学の初体験をした。
若い頃、フロイト、ユング、ニーチェ、ハイデッガー、カント等々の心理学や哲学の本は少しは読んだものの、アルフレッド・アドラーは、名前ぐらいしか知らなかった。ところが日本で無名なだけで、海外ではフロイト、ユングと並び、心理学の3大巨頭だそうだ。これにはびっくりした。

この本を読んだきっかけは、ビデオニュース・ドットコムで、「あなたが変われないのは実は変わりたくないから?!」というタイトルで、著者の岸見一郎が出演したのです。

これは会員のみしか視聴できないのが残念ですが、これは無料放送で少しでも大勢の人に観て欲しかった。とはいってもこの本自体が、この手の本では異例で、確か20万部以上売れていると話していたので、多くの人にとって既知のことなのでしょう。僕は岸見氏のことも全く知らなかったのですがね。

話も面白く、アドラー心理学にも大変興味を持ち、(少なくとも何でも性欲(リビドー)と関連づけて考えるフロイトに対するほどの違和感は無かった)すぐにキンドル本を買ってしまいました。著者も語っていたとおり、心理学と言うより哲学そのものに感じました。

僕の持っているのは、Kindle Keyboard(日本では通称キンドル3)で、日本のアマゾンで購入しても読めないので、スマホのAndroid端末に入れてあるKindleアプリで読んだのですが・・・。最近は読みたい本がKindleで出版されることも多いので、そろそろKindle Paperwhite買おうかな、とも思っています。

番組の中では、岸見氏が実際に診察したという中一の少女の話もしていました。「赤面症のため、好きな人に告白できない」というのです。しかし、アドラー心理学では、原因では無く、目的を重視するということで、赤面症が治って告白したとしてもフラれるのが分かっているので、赤面症を理由に告白するのを避けている、よって、赤面症であることが彼女にとってメリットがあるのだ、と解釈するとのこと。これは面白い解釈で説得力もあるな、と思った。

この話は、本の中でも出てきます。本では全編にわたって、青年と哲人の対話という形式で書かれており、専門用語と学術的な文体で堅苦しく書かれている本ではないので、とても分かりやすく読みやすい。

アドラー心理学で一番面白い、そして意外だと感じたのは、徹底してトラウマを否定していることです。

過去は決して変えることはできないのだから、自分がその過去の体験にどういった意味づけをしているか、そこを解明し、治すことが大切だ、と。

本の中でも哲人の語る印象に残る言葉が多々あり、例えば、「他者からどう見られているかばかりを気にかける生き方こそ、わたしにしか関心を持たない自己中心的なライフスタイルなのです。」とか、「関係が壊れることだけを怖れて生きるのは、他者のために生きる、不自由な生き方です。」とか、「人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのです。」等々、随所にありました。特に最後に挙げた言葉は大好きですね。

ただ、大好きな言葉ではあっても、その連続する刹那を自分が精一杯生きてはいないのも事実。根が怠け者なので、アドラー心理学の提唱する「今、この瞬間を真剣に生きる」ということができていません(苦笑)。

アドラー心理学は「人間の悩みのすべては対人関係にある」と考えるそうですが、対人関係のゴールは「共同体感覚」とのこと。

この概念はアドラー心理学の鍵概念であり、その評価についても議論が分かれ、この「共同体感覚」を提唱した時、多くの人が、アドラーのもとを去ったと言います。

他者を仲間と見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられることを共同体感覚というそうです。ただ、アドラーはこの共同体の定義を家庭、学校、職場、地域社会だけにとどまらず、国家、人類、動植物、無生物、宇宙全体までも含み、時間軸でも過去から未来までも含む、としたそうで、実に壮大な定義です。

アドラー自身も「到達できない理想」と認めつつも共同体感覚こそ、幸福なる対人関係のあり方を考える、もっとも重要な指標としていたそうです。

フロイトほどの違和感は無かったと最初に書きましたが、それでもこの壮大というか荒唐無稽とも思える、共同体感覚を自分なりに咀嚼し、実践していきたいものです。

著者がもともと哲学者ということもあり、ソクラテスと青年の対話風に書かれていることも自分の好みだったのかも知れない。これがスピリチュアル系や宗教系の著者の書いた本だったらアドラー心理学との良い出会いは無かったでしょう。

アドラー心理学を真に理解し、実践できるようになるには、「それまで生きてきた年数の半分が必要」だそうです。もっと若い時に知っていれば、と悔やまれます。

本の帯のコピーもいい。「自由とは他者から嫌われることである。」

「空気を読む」とか「KY」とかいう言葉や思考様式が大嫌いな人間にとっては、本屋で見かけたら間違いなく、手に取ってしまうコピーだ。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え


こちらはもっと昔に出た本。これも読んでみたい。
アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)


JUGEMテーマ:読書
| | 14:21 | comments(1) | - |
コメント
はじめまして。

ブログを拝見させていただきました。


『嫌われる勇気』読書会&講演会にご参加されると
より深く理解されるかと思います。
よろしければぜひご参加ください。

11月09日(日)13:30〜
新大阪丸ビル新館 609号室 

noblesseoblige.co@gmail.com

http://www2.ocn.ne.jp/~cerulean/301.html
| アドレリアン | 2014/10/16 6:20 PM |
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