金曜日に久しぶりに場末の名画座(笑)、
新橋文化で観てきました。2本立てで、もう一本は
127時間。岩に挟まれて最後は、自分の右腕をナイフで切断し、奇跡の生還を果たした実話を描いた映画。
でも圧倒的にこちらの「エッセンシャル・キリング」の方が面白かった。どっと疲れたけど、それほど緊迫感を感じる映画だった。
ヴィンセント・ギャロの演技を観るのは、2作目かも知れない。ギャロってフランス人で、ほんとはヴィンセントじゃなくて、バンサンて発音するんじゃないの、と思っていたんだけど、調べたら両親がシチリア島からアメリカに渡った移民とのことで、イタリア系アメリカ人なんですね。
ヴィンセント・ギャロは、アフガニスタン人の役で、アメリカの軍人を殺害したため、追われる役。一度は捕虜になりましたが、移送中の車の事故がきっかけで脱走、それから雪山を逃げて逃げて逃げまくる。
セリフは全くありません。そして、名脇役などといった人も出てこない。まさにギャロの一人舞台。強いていえば、ボロボロになったギャロを一晩、家に泊めて看護してあげた、聾唖者の女性のみ。この女優、どこかで観た記憶が・・・と思って後で調べたらロマン・ポランスキー監督の「フランティック」で、ハリソン・フォードと共演した
エマニュエル・セニエでした。話せない役柄だけに一層、彼女の持つミステリアスさが際立っているかもしれません。
もう一本の「127時間」が、ある意味、ハリウッド的なチャラい感じの作りであるのに対し、この「エッセンシャル・キリング」の重厚さ、荘厳さ、圧倒されました。こういう映画、日本人には創れないよね。すぐ、軽い方に逃げてしまうからね。冬の大自然、白と黒の厳しい美しさも魅力的でした。
エッセンシャル・キリング公式サイトもまだ、ありました。
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